第1章
現在の代表者・市橋が、大学時代の友人とともに立ち上げました。本人の専攻が声楽だったため、
20回までは歌が中心の音楽会でしたが、いわゆるクラシックと言う枠にとらわれず、良いと判断
したものは、取り入れていきました。
当初から、照明や小道具を使った、当時としては一般的には考えられない形式の音楽会でした。
第16回以降は、毎回託児所を設置しました。当時はとても珍しく、新聞数紙に紹介されました。
題名 | 演奏曲目のいくつか | 備考 | |
第 1 回 1972. 4.12 武蔵野公会堂 |
日本の歌 | からたちの花 / まちぼうけ / 出船 この道 / さくら横ちょう / 平城山 浜辺の歌 / たあんくぽーんき |
照明 スライド使用 |
第 2 回 1972.10. 4 武蔵野公会堂 |
音楽我楽多市 | 野薔薇 / 禁じられた遊び /友達 の歌 / インヴェンション / ツィゴ イネルワイゼン / 泉のほとり |
第1部 ドイツの曲 第2部 器楽の演奏 第3部 外国産日本の歌 |
第 3 回 1973. 4.20 武蔵野公会堂 |
花 季 | チューリップ / すずかけの径 / 黴 あじさい / エーデルワイス / 花季 すみれ / わすれな草をあなたに |
照明・小道具使用 女声合唱出演 会場を花で埋める |
第 4 回 1973.10.31 武蔵野公会堂 |
戀のあやとり | ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』 とモーツァルト『フィガロの結婚』 を一つにまとめて上演する |
照明 舞台装置 衣装を使用 |
第 5 回 1974. 2.14 武蔵野公会堂 |
愛の歌 | 二人の天使 / ノクターン / タブー ミニヨン / 恋はやさし野辺の花よ あの人とってもこまるのよ / 初恋 |
チョコレートを配る(まだバレン タインデーが世間に認知されて いない時代) |
第 6 回 1974. 6. 4 武蔵野公会堂 |
私の好きな歌 | レモンと海 / 貝がら節 / 美しい星 長持歌 / ハンカリア田園幻想曲 ちょうちょ / マイ・ボーイ /子守歌 |
出演者が自分の一押しの曲 を演奏。ピアノ連弾、2台ピア ノで8手連弾の演奏も |
第 7 回 1974.10. 3 中野文化センター |
あなたと 秋の音楽と |
小さい秋見つけた / なつかしき歌 かいなきセレナーデ / 赤とんぼ 引き潮 /月の光 / 里の秋 /旅愁 |
街灯とベンチの舞台装置の中 コートの襟を立てた男が進行役 男声合唱団・ハープが初登場 |
第 8 回 1975. 2.14 武蔵野公会堂 |
恋は シャボン玉 |
トロイメライ / 君住む街角 / 恋心 女心の歌 / 幻想即興曲 / 白鳥 ユーモレスク / 悲しき雨音 |
既成の曲を挿入した、初めて の創作ミュージカル またまた、チョコレートを配る |
第 9 回 1975. 6.25 武蔵野公会堂 |
雨 | 雨だれ / くちなし / かなかなぜみ 雨だれのワルツ / 雨降りお月さん すかんぽの咲くころ / かんぴょう |
照明・小道具などを使用しての ディスク・ジョッキー 風ミュージカル |
第10回 1975.12.10 三鷹市公会堂 |
冬の贈り物 | 小さなカレンダー / 白い恋人たち 雪の降る町を / ヴォルガの舟歌 母さんの歌 / 雪が降る / 冬景色 |
初めてオーケストラが登場し オーケストラ・ボックスで演奏 男声合唱団再登場 |
第 11回 1976. 2.14 武蔵野公会 |
卵の食べ方 教えます |
銀色のかわいらしい月よ/ 愛の夢 夕星の歌 / カタログの歌 / バラ トトトの歌 / パダン・パダン |
既成の曲を挿入した2回目の 創作ミュージカル 恒例のチョコレートも配る |
第 12回 1976. 6.24 武蔵野公会 |
室内楽と 中田喜直の 音楽 |
風の子供 /もりのよあけ / お月 さんとぼうや / 木の匙 / 誰もし らない / 夏の思い出 / 霧と話した |
和風の舞台装置を作り、スラ イドを障子に投影。この舞台 写真は、後に新聞にも掲載さ れた |
第 13回 1977. 2.10 武蔵野公会 |
春の毛糸で 編んだ夢 |
トランペット吹きの子守歌 / 五 木の子守歌 / コサックの子守歌 ゆりかご / アイルランドの子守歌 |
世界各地の子守歌を特集 民族衣装も登場 |
第 14回 1977. 6.22 武蔵野公会 |
シャム猫は スキャットが お上手 |
ノミの歌 / モルモツト / 水虫の歌 スカンク カンク プー / 鳩の使い 猫ふんじゃった / ラ・クカラチャ |
動物がテーマ ピアノ連弾『猫ふんじゃつた』 は、おそらく本邦初演 男声四重唱とスライドも好評 |
第 15回 1977.10.27 武蔵野公会 |
ひそやかに 秋が |
ミスターロンリー / 二人でお茶を 女はみんなこうしたもの / 終着駅 ろくでなし / 枯葉 / 愛のよろこび |
既成の曲を挿入した3回目の ミュージカル。バーのカウンタ ーで繰り広げられる恋模様。 |
第 16回 1978. 2.22 武蔵野公会 |
春 琴 奏 | 冬の夜 / 雪はのんのん / 春よ 来い / 恋は水色 / 春の日の花 と輝く / 春への憧れ / そよ風と私 |
冬から春への曲の特集 この回から託児所を設置 そんな音楽会は皆無の時代 新聞で報道される |
第 17回 1978. 6.21 武蔵野公会 |
双子座の気分 |
真っ赤な秋 / ガボット / 水辺の春 オーゼの死 / エルチョクロ / 皇帝 しあわせ芝居 / 上を向いて歩こう |
音楽会2回目のオーケストラ 出演。古今東西の似た曲を 集めての演奏は、大好評。 |
第 18回 1978.11.30 武蔵野公会 |
ひとりぼっち は さみしくて・・ |
舞踏への勧誘 / 猫の二重唱 秋の歌 / スカラムーシュ 二本のホルンのための協奏曲 |
一人での演奏はなく 二重唱・ 二重奏を集めての 構成 |
第 19回 1979. 2.23 武蔵野公会 |
ミュージック レストラン |
ビヤダルポルカ / 酒とバラ日々 おなかのへるうた / コロッケの歌 カレーライスの歌 / パンのマーチ |
2回目となるデイスクジョッキ ー風ミュージカル。TBS・TV 全国ネット・テレポート6で紹 介された |
第 20回 1979. 6.22 武蔵野公会 |
ほんの小さな 足あとだけど ・・・・ |
あの子はだあれ / 雷鳴と電光 まりと殿様 / 乙女の祈り / 美し き五月 / 船頭さん / 歌劇『椿姫』 序曲 / ラデツキー行進曲 |
音楽会3回目のオーケストラ 出演。主催者・市橋の印象に 残っている出来事と出会った 曲を綴った。 |
赤字が膨大になったこと、中心スタッフが働き盛りの年齢となり、転勤が相次いだことなどから、
が、誰もが、復活はないと思ってい